■メール学習について

ネッチュウフィルタでは、次のような流れで新着メールを処理します。

  1. ウィルスチェック
  2. ホワイトリストチェック
    ホワイトリストに指定されたメールアドレスが差出人(From)に存在する場合、通常メールとして処理します。
    この設定は、ネッチュウフィルタが迷惑メールでないのに、迷惑メールと判断するときなどにご利用ください。

  3. 国情報チェック
    メールの発信元情報を元に、国情報を取得します。
    [迷惑メール設定]-[迷惑メールチェック設定]-[国情報チェック] の設定に応じ、迷惑メールとして処理します。

  4. 指定アドレス受信・拒否チェック
    [迷惑メール設定]-[指定アドレス受信・拒否] にて「指定アドレス受信」と設定されている場合、差出人(From)のメールアドレスが一致しなければ迷惑メールとして処理します。
    同様に、「指定アドレス拒否」と設定されている場合、差出人(From)のメールアドレスが一致すれば迷惑メールとして処理します。
    初期設定では、「使用しない」に設定されています。
    この設定は、特定のメールアドレスだけ受信したい場合、特定のメールアドレスだけ受信したくないという希望の場合などにご利用ください。

  5. ブラックリストチェック
    インターネットに公開されている迷惑メールの送信元ブラックリストとメールの発信元情報が一致する場合、迷惑メールとして処理します。
    初期設定では、ブラックリストに該当したメールは、メールボックスから削除するように設定されています。

  6. ベイズ理論判定(上級者向け)
    上記に該当しなかった場合、メールヘッダや文面を解析し、過去の分類データに基づいて通常メール、迷惑メールの判定を行います。
    この機能について、初期設定では「使用しない」に設定されています。

受信したメールの分類が正しくない場合、そのメールを正しい分類へと学習させることで、分類の精度が上がり、次回以降正しい分類で判定するようになります。
ネッチュウフィルタでは、学習する方法を3種類用意しています。

なお、迷惑メールを通常メールに変更した場合、自動的にホワイトリストにメールアドレスが追加されます。
逆に、通常メールから迷惑メールに変更した場合は、自動的にホワイトリストから削除されます。


処理履歴から学習

  1.  [処理履歴] をクリックします。
    過去2週間の間に処理されたメールの一覧が、新しいものから順に表示されます。

  2. 一覧から該当のメールを探し、種別を変更します。


  3. 「学習/メール復旧」ボタンを押してください。


  4. 学習すると、行の背景が水色で表示されます。


メールヘッダから学習(Becky!の場合)

  1. 該当のメールを表示し、[ヘッダ]タブをクリックします。

  2. ヘッダの下にあるX-MD-Learn: ...のURLをクリックします。

  3. 次のようなページが表示されます。

  4. 「メールを学習する」に表示されている種別が、変更しようとしている種別であることを確認し、「実行」ボタンを押します。

  5. 「種別を変更しました。」と表示されます。